新築
茅野市 別荘 N様邸 (沢山こだわって作っていただいた家です。)
茅野市 別荘 N様邸 (沢山こだわって作っていただいた家です。) |
住居建築のきっかけ
温泉旅行の途中で目にした八ヶ岳の雪景色の迫力に圧倒され、私たちは一瞬で八ヶ岳のファンになりました。 それから茅野には一年を通して何度も行くようになり、四季折々の景色(八ヶ岳を始めその他の山々や樹木や田畑)が美しい茅野に住みたいと思うようになりました。
最初は賃貸住宅や中古物件を探していましたが、物件数が少なく、なかなか気に入った家が見つからず、家を建てることにしました。
土地探しも大変でしたが、工務店さん選びも大変でした。 主人が自分で家を建てたいと思っていた為、ログハウス専門の工務店さんから始まり、一般建築の工務店さんやハウスメーカーさんまで、一通りお話を聞きに行ったり、見学会に参加させていただいたり、モデルハウスも見て回りました。 いずれも魅力あるお話をしていただき、かなり迷いましたが、間取りに制限があって好きな間取りにできなかったり、自分達が家づくりに関われない、予算が合わない、工務店さんのこだわりにそぐわないなどの理由で、最終的に有信さんに決めました。
有信さんに決めたのは、予算や好きな間取りで造れる事はもちろんですが、社長の松野さんの誠実なお人柄と自分達を家づくりに参加させてくださり、もし出来なかったら残りを仕上げて下さるという安心感が大きかったと思います。
こだわった事
「こだわりが感じられるお家ですね。」 「随分わがままを言った形跡が見られるね。」などと言っていただくほど、沢山こだわって作っていただいた家です。
沢山の要望を上手くまとめていただいた有信さんに感謝いたします。
・刻々と変化する山々の景色が絵のように見えるよう窓を配置していただきました。
家の向き、窓の位置を的確に指南していただいたお陰で素晴らしい景色が窓枠の中にちょうど納まり、まるで絵のように見えます。
私たちは最初、窓から山が見えれば位に思っていたのですが、有信の松野社長が現地で測量し、10㎝刻みで何度も細かく聞いて下さった事がこの「絵」になったのだと思います。
お客様に「窓が額縁のようね。」とおっしゃっていただいたほどの出来栄えです。
特に東側の八ヶ岳が見える額縁窓と北側の蓼科山が見えるキッチンの細長い窓はとても気に入っています。
・主人が病気をした為、ヒートショックが怖いので、しっかり断熱材を入れていただき、温度差がないよう家全体が温まるようにしたいと希望しました。 薪ストーブを入れた上に1階は玄関、食品庫を除きトイレや洗面所にも床暖房を入れていただきました。 もしも薪ストーブが使用できなくなったとしても心配ありません。
・最初はログハウスを自分で作りたいと思っていた主人ですが、仕事で忙しくとても無理と断念しました。 それでも家づくりに関わりたいという思いは断ち切れず、一部分でも自分達に関わらせていただける工務店さんを探しました。 有信さんは心良く承諾してくださり、もし、できなかった場合は有信さんで残りを完成させて下さるという保険まで付けてくださったので、心配もなくお願いできました。
・小さくても広く見える間取りにしました。 階段はほぼ真ん中にありますが、邪魔にならないよう、あえて下を収納スペースにせず、見通しの良い階段にすることで圧迫感がなく、更に手摺りを壁側に付ける事で、広々としたデザイン性のあるお洒落な階段になりました。 手摺りは危ないので、居間側に付けるものとばかり思っていましたが、有信さんの
アドバイスをいただき、成功しました。 すぐ横に梁もあるので、怖さは全く感じません。
・広い洗面所を希望していました。 どうしたら、広いスペースを取れるか考え、トイレとバスルームを独立させずに洗面所の中にトイレとバスルームを入れ込んだような間取りにしました。 これで、洗面所で脱衣後も気兼ねなくトイレに入れ、トイレ後も洗面所で手洗いができ、トイレの中に手洗いスペースがない分、広々となりました。 その上、
手洗い場やタンクに手洗いがないので、お掃除も楽です。
・システムキッチンの高さは高めを希望していましたが、160㎝の私の身長では85㎝の高さがちょうど良いという事で85㎝にしました。 でも、やはりシステムキッチンの反対側の作業カウンターは少し高めにしました。 奥行きも深くし、幅もあるので、作業効率がとても良く、料理に限らず、アイロン掛けや机代わりにもなっています。
・塗料もこだわりました。 外壁は木の呼吸を妨げないよう、木目の見える塗料。 キッチンの作業カウンターや洗面所のカウンターなどは防カビ、防水の他、熱に強く、熱い物を
置いても白くならない塗料を選び、自分達で塗りました。
・壁紙は場所によって、防水、防カビ、消臭、汚れにくく、付いた汚れも落としやすいなどの効能がある物を選びました。
・リビングの引き戸は思っていた以上に大きく立派な物を作っていただいて良かったです。 そのドアにガラス工房で創っていただいたステンドグラスが入りまた、部屋の印象が良くなりました。
・温度差をなくす為、冬は開けたままにすることが多いので、トイレとバスルーム以外は
開けたままでも見栄えの良い、引き戸にしました。
・洗面台は通常低めですが、建築途中で腰を痛めて前かがみが辛い時があり、将来またそのような事があった場合の為に通常より少し高めにしていただきました。
・木の家にこだわる主人と好きな間取りにしたい私でしたが、一階が私の希望通りのキッチンと洗面所が広く、食品庫もあり、ロフトは思った以上に天井も高く、広々とした主人の希望するログハウス風になりました。
・階段途中に作っていただいたニッチも茅野で入ったお蕎麦屋さんで見て気に入り、急遽作っていただく事になりましたが、建築途中で追加や変更を受けて下さったのは有信さんならではと思います。 公私ともに忙しく、時間もないのにも関わらず、こだわりが多く、なかなか決まらずご迷惑をお掛けいたしました。
家、庭、環境等全てを含めて気に入っている所を数えたら100個以上ありました。
こだわった分好きな箇所も多いです。 そして、こだわった分ご迷惑もお掛けしました。
上記の他にこだわって作っていただいた箇所はまだまだありますが、きりがないので、この辺にしておきます。
別荘ライフの楽しみ
住居として建てた家ですが、まだ一年程は完全移住ができず、結果的に現在は別荘状態になっています。 月に1~3回程来ては残りの家造り(室内の塗装やデッキなど)を楽しんでいます。
寒い日の夜中に到着しても、家に入ると中はほんのり温かく、ホッとします。
薪ストーブの周りに置いておいた薪が良く乾燥しているので、火付きも良く、すぐに薪が燃え上がり暖を取ることができます。 その炎を見ていると心も温まり、癒されてついついロッキングチェアで居眠りをしてしまうこともしばしば。 特に主人は子供が火遊びをしているかのように必要以上に薪ストーブに張り付いてずっと火加減を調節したり、炎に見入ったりしています。 神奈川の現在の自宅よりずっと暖かく、北海道の人たちが冬でも家ではTシャツでいられると言っているのが、実感できました。